２００４年９月１７日。鹿児島県の陸の玄関口，鹿児島中央駅の駅ビルとして，大型複合施設「アミュプラザ鹿児島」がオープンしました。
九州新幹線も開業し，南国の観光都市としてさらに発展する鹿児島。県民が心待ちにしていた鹿児島市の新しい顔を，オープン当日に訪れてみました。
午前１０時のオープンに間に合わすため，めずらしく早起きして電車に飛び乗り，鹿児島中央駅に着いたのは午前９時０８分。今日は金曜日なので，普段ならば通勤・通学ラッシュも終わってそこまで混雑はしていない鹿児島中央駅。しかし！今日はラッシュ並みの大混雑。これが今日の午前１０時にグランド・オープンを迎える駅ビル，「アミュプラザ鹿児島」がお目当てのお客さんたちであることは明らかでした。自分もそのひとりなので人のことは言えませんが…。
駅前広場に出てみると，そこは人間の海。ついこの前まで建物や通路を工事していて，通り抜けるのも不便だったこの場所とは大違いでした。オープン待ちで並ぶお客さんがある程度いることは覚悟していましたが，まさか３０分前でこんなにいるとは思いませんでした…。おそらく１０００人以上のお客さんが正面玄関から続く長～い列になっていて最後尾ははるか遠く。。。今日の日差しで汗だくになることは避けられませんが，ぼけ～っと突っ立っておくわけにもいかないので，しぶしぶ最後尾に並びます。
オープン前の駅前広場（アミュ広場）
なぜオープンと同時に訪れるかと言えば，「限定１０台のギターエフェクターを買ってくれ！」と友達に頼まれたから。友達曰く，「超破格のオープン特価だし，１０台しかないからすぐに売り切れる！なんとか手に入れてくれ！」ということだったので，朝早起きしてまでここに駆けつけたわけです。これがなければ明日来るのに…。
最後尾に並んでしばらくすると，オープニングセレモニーの司会者の声。
「９時３０分よりオープニングセレモニーをおこないます。お客様の店内へのご案内は，９時４５分からになりますので，今しばらくお待ちくださいませ。」
（おっ！１５分前に入れてくれるのかぁ～！それはありがたい。）と思いながら暑さの中をじっとガマン。そして９時３０分になり，オープニングイベントとして，霧島の九面太鼓が披露されました。最初の一発はものすごい迫力で，強烈な一発目があると予期していなかったお客さんたちはみんなビックリ！そしてすばらしい太鼓の演奏をしばし鑑賞。
演奏が終わると，オープニングイベント恒例ともいえる関係者たちによるテープカット。司会者のカウントダウンに合わせて，駅前広場（アミュ広場という名前になりました。）に設置された大型ビジョンにでかでかとカウントダウンの数字が映し出されます。
「みなさんもご一緒に！…１０！…９！…８！…７！…６！…５！…４！…３！…２！…１！ …０！…アミュプラザ鹿児島，グランドオープンですっ！ 」
この言葉と同時にテープカットがおこなわれ，やっとオープン。人の波がぞろぞろと建物の中に吸い込まれていきます。３分ぐらいして，私もやっと中に入ることができました。
テープカットの瞬間。直接は見れなかったので大型ビジョンで
霧島九面太鼓の演奏。ちょっと落ち着いてから撮影しました