台湾ぐるり一周5日間 Part4 旅行記

 
2006年11月16日掲載
台湾ぐるり一周5日間 Part4 旅行記

入国手続きを行ってくれたのは無愛想な女性審査官。入国カードを取ってスタンプを押すまではよかったのだが…。

なんと出国カードをパスポートにホチキス止め!

海外では命の次に大事な物といわれるパスポートに穴を開けられてしまった。帰るときは出国カードをそのまま破り取られてパスポートの用紙が破れそう…。

大切なパスポート,旅行の大事な記念となるパスポート…に…穴が…開いた…。

実に悲しい入国手続きだった。

さて,いよいよ台湾の旅が始まる。私たちはマイクロバスに乗って一路台中へ。台湾最大の街である台北は後日観光する予定だ。

トイレ休憩をはさんで約2時間のバスの旅。ちょっと疲れていたのでバスで昼寝をする。ちなみに現地ガイドさんはなんとなく皇太子さまに似ている。

台湾の道路マナーは決してよいとは言えない。高速道路なんて120km/hぐらいですっとばす。もしかするともっと飛ばしているかもしれないが…。これで交通事故が起きないのかと心配になる。

料金所でも一旦停止はしない。バスは走りながら,なにやらきっぷのようなものを係員に手渡し。料金所で止まらないので台湾でもETCみたいなのがあるのかと思ってしまったが,違うらしい。台湾では歩くときの交通事故に気をつけたほうがよさそうだ。

台中では宝覚寺を観光。バカでかい(七福神の)布袋さんの像,仏教のお寺,日本人慰霊碑などがある街中のお寺だった。数年前の台湾大地震でほとんどの建物が壊れてしまったらしく,あちこちにコンクリートのかたまりが散らかっていた。

宝覚寺の布袋さん

お寺で日本人慰霊碑の管理をしているという台湾人のおばあさんに会う。台湾が日本占領下にあったころ日本語教育を受けたらしく,日本語がかなり上手だった。

おばあさんは歴史の話をいろいろしてくださった。その中でも心に残ったのは,

「台湾人は日本人を恨んでないよ。むしろありがたく思ってるよ。」

の一言。旧日本軍が水道や鉄道などを造り,現在の台湾のライフラインを整備したようだ。

戦争という嫌な記憶があるにもかかわらず言ってくれたあの一言にちょっと安心し,うれしい気持ちになりながらも,その言葉には大きな重みがあるように感じた。

宝覚寺の建物
宝覚寺の建物のひとつ。地震で壊れたので再建。

なんと,たった1ヶ所で本日の日程終了。ホテルに直行する。これはちょっと早すぎかと…。

外出しても中国語なんてしゃべれないので,夕食の18時まで部屋でひと眠り。

夕食はホテルのレストランでの台湾料理。といっても中国料理のようなもので,円卓に料理をのせてグルグル回しながらみんなで食べるあのスタイル。たった6人では完食も難しく,たっぷり余ってしまった。作ってくれた人に申し訳ない…。

あまり疲れていないけれど23時には就寝。九州では台風18号が直撃するみたいだ。出発が明日だったら飛行機欠航&旅行中止確実だった。

うちの家族は台風で学校・仕事が休みになるかもしれないと淡い期待を抱いていることだろう。もっとも,この進路では休みになると思うが…。

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最近コメント出現回数多いけど(笑)

たしかにホッチキスでいいのかなという疑問が。

米国からの要請でICパスポートが遅れながらも発行開始。
これならタッチアンドゴーができる。すぐれものになるね。

高校のときのパスポートが来年で切れるはず。ICにきりかえたいなあ。

なんぼでもコメントしてください(^^;

便利そうだよねICカードパスポートって。でもそんなに海外に行く機会があるかどうか…。

タッチアンドゴーだともしかすると出入国スタンプなしになっちゃうのかな…?

日本はまだ他の国との関係から現行維持したい意向らしいんだけど、お、もう10月から強制的にIC導入されてるじゃん。米国からの圧力があったらしくて1年ぐらい導入しないまま踏ん張ってきていたのは知ってたけど。今の段階だとICリーダで画像等読み取って結局は人が見比べて審査するらしい。審査官の犯罪者の顔を覚える記憶力、英語力もすごいけどねえ。あの仕事、本当にすごい。

そういえばいくらICカードでも所持者が本人かどうかなんて生体認証でもしなきゃわからんわな…。結局今はまだ審査官の目に頼るわけだね。





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