2004年9月10日(金)
いよいよ台湾旅行最終日となった。5日間という時間は長いような気もするが,最終日ともなると,もう1日ぐらい滞在したいような気持ちになってくる。特に海外の場合は…。
昨年のシンガポール旅行も5日間の日程だったが,5日目は午前1時ごろに出発する飛行機に乗って帰るだけだった。つまりシンガポールには実質4日間しか滞在していなかったことになる。台湾は日本から近いぶん,日本との往復にかかる時間が少なくて済む。そう考えると,今回の台湾5日間は充実したものだったと思う。3日目のバス旅を除いて。
携帯電話のアラームに起こされ,7時20分に起床。今朝は7時50分集合だったので慌てて準備をする。なんとか準備を終わらせて7時45分に集合場所の1階ロビーへ。
が,誰もいない。なぜ?
時計は確かに7時50分。しかし落ち着いてよく考えてみると,携帯の時計は日本時間に合わせてあることをすっかり忘れてアラームをセットしていたことに気づく。きのう以外はしっかり1時間遅らせて(台湾時間に合わせて)アラームをセットしていたのに,昨晩はなぜかボケていたようだ…。
ということは台湾時間では現在6時50分。1時間早く起きてしまったことになる。
反省しつつホテル11階のエレベーターホールのソファで1時間のんびりする。そして何食わぬ顔で7時45分に待ち合わせ場所に集合。時間を間違えたなんてはずかしくて言えないので…。
そしてホテルを出発。今日の朝食はホテルのバイキングではなく,台湾風のおかゆを食べに行く。これこそが台湾の庶民の味らしい。
着いたところは下町のにぎわい通りのようなところ。ガイドさんに案内されちっぽけなレストランに入る。この店は日本人のお客さんが多い。「台湾式おかゆの朝食」は他のツアーにも組み込まれているようだ。
長テーブルにおかずのようなものが50種類ほど並べられている。どうやら自分で自由にお皿に取るというバイキング形式の朝食らしい。好みのおかずを取り終わると,最後に普通のおかゆが配られる。
席について早速いただくことにする。さて,お味のほうは…
薄い
というか味がしない。これではご飯の「お湯漬け」だ。おかずも原材料がわからないものが多く,味の保証もないので(と言ったら失礼だが)あまり多くは取っていなかった。そのため味のしないおかゆをひたすら食べ続けるしかなかった。
おかずのおかわりもできたのだが,人が多かったのでおかわりする勇気もなく…。唯一の助けはオレンジジュースといったところだろうか…。
朝食のあとは台北の免税店,DFSギャラリアへ向かう。以前シンガポールで行った免税店と同じ系列のショップで,ブランド品が充実している。私には縁のないコーナーだが。
しかし,ここにはこの旅行で初めて出合ったフリーインターネットスペースがあった。特に買うものもなかったので,買い物時間にもかかわらずほとんどここでインターネットをして過ごす。
でもこのパソコン,日本語の表示はできるが日本語入力ができない。Yahooなどで検索ワードが入力できないので何かと不便だ。海外でインターネットをするのはなかなか厳しいものがある。
インターネットタイムのあとは「忠烈祠」,「故宮博物院」の観光。
忠烈祠では有名な衛兵交代が1時間ごとに行われる。衛兵交代はそこそこかっこいいので一度は見てみる価値があると思うが,ちょっとイライラする要素もあるように感じられる。所定の位置まで一歩一歩ゆっくりゆっくり行進していると,「さっさとせんかい!」と言いたくなる。
5kgほどあるという銃をフラッグのように片手でくるくる回すワザには少し感激。相当練習を積まないとできないはずだ。
衛兵交代のワンシーン。兵隊さんをHPで公開していいのかちょっと不安だが。奥に写っている不思議な格好のオジサンたちも気になるところ。