GM プラグイン型ハイブリッド車を開発表明 プリウスライフ
アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)が家庭用電源で充電できる「プラグイン型」と呼ばれるハイブリッド車を開発する方針を表明しました。
ただ,プラグイン型ハイブリッド車の実用化には,トヨタ曰く,『小型・軽量で高出力の「画期的な電池」の開発が不可欠』。仮に電気のみを動力にするEV(電気自動車)の走行可能距離を60キロとした場合、現行プリウスの約12倍のバッテリー容量が必要になるそうで,「実用化には相当な時間がかかる」とのことです…。
2008年に発売が予定されている「3代目プリウス」には,現行プリウスに搭載されているニッケル水素電池よりも小型・大容量のリチウムイオン電池が搭載されるようです。ただ大容量のリチウムイオン電池はまだまだコストが高く,コストを抑えたまま大容量リチウムイオン電池を実用化するのはなかなか難しいです。
しかも電池は化学反応を利用して電気エネルギーを蓄えていますので,ずっと使っていれば劣化してきます。こう考えると,「電池だけ」で電気自動車を実用化するのは現実的ではないのかもしれません。
となると,やはり必要に応じて発電ができる燃料電池自動車が強いような気もしてきます。必要なときだけ水素と酸素を使って電気を作ればいいわけです。電気を「貯めて」おく必要があまりないので,大容量の電池は必要ありません。回生エネルギー用の小型リチウムイオン電池を積んでおけばブレーキ時のエネルギーも無駄遣いせずに済みます。
北米市場でトヨタ・ホンダなどの日本勢相手に苦戦しているGM。プラグイン型ハイブリッド車で巻き返しなるか?(失礼ながら私は無理ではないかと思います…。)
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